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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第二話

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「野口さん・・・私取り乱したみたい。恥ずかしい、初めてなのに・・・」

「いいよ。おれだってすごく感じたからおんなじだよ」

「うん、野口さんは男らしいって感じたわ」

「そう、嬉しいよ。登志子さんはとってもきれいだよ。肌も白いし、ピンク色だし」

「やだ!変なこと言わないで・・・ピンク色じゃない子なんているの?」

「そんなに知ってるわけじゃないけど、そうじゃない子もいるよ」

「ふ~ん、そうなんだ。男の人ってそういう部分気にするの?」

「気にしないってことはないけど、でも好きになったら仕方ないって思うよ」

「ハハハ~そうね。それは女性でも同じよ。結婚してこうなったら下手だから別れるっていうことないからね」

「まあ、上手い下手はある程度関係するけど、ついているものは関係しないよね」

「なるほど、そういうことね。でも野口さんのって・・・大きいと思う」

「直樹は小さかったのか?」

「それ聞く?」

「ごめん、悪かった」

「問題はあの人は自分勝手だと言うことよ。かっこいいからモテるんだろうけど、本当のところ優しくないよ。野口さんのほうが男らしいし今はかっこいいと感じる。本当よ」

「じゃあ、直樹と別れておれと付き合ってくれるよね?」