「幸せの交換」 第二話
「こうなっているのよ。そのつもりなんだから直樹さんにははっきりと言うわ」
「やった!思いが通じた。登志子さんのこと幸せにするよ」
「うん、嬉しい。貴子知ったらびっくりするだろうなあ~」
「そうだね。でも直樹は貴子さんに接近するかもしれないよ。あいつ前にそんなこと言ってたから」
「えっ?それ本当のことなの?」
「感じてなかったのか?あいつが貴子さんのこと気にしてたこと?」
「それとなくね、感じられることはあったけど、貴子は拒否していたから付き合うことは絶対にないと思ってた」
「これであいつが貴子さんと付き合ったら、また四人で遊べるよな?」
「え?そういうこと?何だか変に感じるけど、野口さんが良いっていうならそうしてもいいけど」
「おれたちは親友だし、登志子さんと貴子さんも親友同士だし、分かり会えると思うけど最初はちょっと気にするかもしれないね」
「うん、そうだね。みんなで仲良くできたらそれに越したことはないって思う」
作品名:「幸せの交換」 第二話 作家名:てっしゅう