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ぎーくおぶじえんど
ぎーくおぶじえんど
novelistID. 47644
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ネットカフェ店舗内の監視カメラと、警察庁に自動車免許発行時に提出される写真画像のデータベースを「響」がマッチングし、「響」は木村が都内のネットカフェに潜伏していることを突き止めた。

木村は携帯の電池が切れたため、ネットカフェのPCでインターネットをしながら携帯充電器をコンセントにつなぎ、携帯の電池がフル充電されるのを待っていた。

木村がネットカフェのPCで、ある掲示板を見ていたところある話題のスレッドが立っていた。
「闇サイトに画像付きで殺人依頼が出ていた件」というスレッドだった。
木村が内容を確認すると、次のように書かれていた。

"闇サイトに修正無しの顔写真付きでこんなん書かれてたぞ。

「この二人の殺人を依頼します。木村は都内のネットカフェの○○店店舗内に居ます。赤井は捜索中です。依頼を遂行してくれたら、一人につき100万円お支払いします。引き受けてくださる方はコチラまで連絡ください。先着3名様には前金で100万円支払います。この二人は都内に住む大学生をひき逃げして殺害しました。」

やばくね?"
"超やべー。さっき連絡入れてみたら、本当にネットバンクの口座に100万円振り込まれたぞ"
"お前らネタだろ!"
"ネタじゃないw"

木村はすぐに赤井に電話を掛けて事情を説明しようとしたが、2コール後に急に「おかけになった電話は電源が切ってあるか、電波の届かない場所に・・」という録音された音声が聞こえてきて、電話がつながらなかった。

木村はゆっくりと当たりを見回しながら、ネットカフェを後にした。
そして電車で移動しようとして、用心しながら駅のホームに付き、電車が来るのを待った。
木村は昼前のニュースで、昨日車ではねた大学生が死亡したことを知っていた。

(やべぇ。誰だよ、あんなこと書いたやつは。親戚ん家に逃げとこう)

木村が駅のホームで待っていたところ、「まもなく特急が通過します。ご注意ください。」というアナウンスが流れた。

そして特急が遠くから高速で近づいてきて、木村がいる駅を通過しようとしたその時!
「金が必要なんだ。悪く思うなよ。」という声がして、木村はあるサラリーマン風の男性から背中を押され、ホームから線路に落下した。その数秒後に特急が木村をはね、木村の身体はバラバラになった。

そして「きゃああああああああ」という女性の悲鳴が上がった。

作品名: 作家名:ぎーくおぶじえんど