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ぎーくおぶじえんど
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偽電車男 第一部「栄光と地獄」①

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4. 歓迎会


そして、歓迎会の日が来た。
営業の人の車に乗せてもらい、歓迎会の会場があるキャンプ場まで行った。
そして先輩社員方が、肉や野菜、ビールまで用意してくれて、BBQだ。

面子を見渡すとみんな、ちょっと社会人と大学生の間といった感じだった。
全員20代だ。
一番年上のシンイチさんとエイイチロウさんは俺と5歳違い。

乾杯が終わり、みんな肉や野菜、ビールを口に入れだした。
みんな同じ客先で機械工場勤務だが、チームに分かれていた。
俺の所属するITチームの先輩は、ノブヒコさんとワタセさん。
佐藤の所属する設計チームの先輩は、キョウスケさん、マリちゃん(♀)、エイイチロウさん。
岡田の所属するテストチームの先輩は、シンイチさん、カズエさん(♀)。
もう一つは特殊なチームで、そこには、ミズキさん(♀)、ハシモトさん。

その他の面子はストーリーにあまり関係ないので割愛。

俺、佐藤、岡田はそれぞれお世話になるチームの先輩方と話をしながらBBQを楽しんだ。
B・B・Q!B・B・Q!
フフフ、俺の食欲を嘗めてもらっては困るぜ。
このハート様は拳法殺しの(ry

結構話に参加せずに食事と酒ばっかり口にしてたら、俺の所属チームのノブヒコさんとワタセさんから、「もっとしゃべれよ(笑)」と注意を受ける。
あい、すいません。

このときのまわりの様子を見ていて思ったのは、それぞれの人物のパーソナルエリアや会話の感じなどをみて、まぁ、次のような彼氏彼女の関係であるなということ。

ノブヒコさん⇔カズエさん(♀)
シンイチさん、もしくは、キョウスケさん⇔マリちゃん(♀)
ハシモトさん⇔ミズキさん(♀) (← ここだけ良く分からない)

後日分かったが、ほぼ正解。

『正解』
ノブヒコさん⇔カズエさん(♀)
シンイチさん⇔マリちゃん(♀)
ミズキさん(♀) ???

まぁ、このときはみんなバリバリ社内恋愛ばっかりやないか、近っ!でも俺の嫁は近くて遠い二次元嫁ですけどね。(・∀・)ニヤニヤ
と思っていた。

俺のかわいい度ランキングだと、次のようになる。
1. カズエさん(♀)
2. マリちゃん(♀)
3. ミズキさん(♀) 

しかしそんなことを不用意に口に出すとしばかれるので言ってない。
その後、一緒に生地こねくりまわしてパン作りとかやった。

この日は、締めくくりに岡田と佐藤と俺が軽く自己紹介した。
俺「えーと、新入社員の『俺』です。所属チームはITチームですが、皆さんよろしくお願いします。」
と可も無く不可も無い無難な挨拶を済ませた。
ここで目立ってもしょうがない。

後片付けをみんな一緒に手伝い、その後荷物を載せに駐車場に移動したが、みんな雪国で、現在住んでいる場所から客先の機械工場まで結構距離があるので、みんな愛車を持っていた。

俺、佐藤、岡田も例外なく。
つか、近くのスーパーにいくだけでも数km とかどんだけ~。
この日は秋葉にいったときと同じようにちょっとだけおめかししていた。
そしたら、駐車場の端でマリちゃんとミズキさんが話してた。
マリちゃん「『俺』君わりとおしゃれだねw」
ミズキさん「そうねぇw」
とのこと。

多分、ユ○クロで売ってた、海外デザイナーのデザインした黒Tシャツと、ユ○クロのデニム、安いシャツジャケット、N○KEのモノトーン系 AIR MAX 90 パイソン柄の組み合わせが、マリちゃんとミズキさんには結構良かったらしい。
聞いてないふりしていたが、内心ちょっと照れた。

ま、でもみんな彼氏いるわなぁw やれやれだぜw
みんなも俺から見たら大人っぽいおしゃれな格好やらカジュアルな格好だったと思う。
そして目をやると、みんな結構色々な車乗ってた。
スポーツカーの人もいたし、利便性を考えた車種の人も。
新しいタイプのラ○エボなんてのもあったね。(正直 頭○字D くらいでしか見たことなかったな)

俺の当時乗ってた愛車はって?
これを思い出している今時点で高速を運転しているのは、二代目の愛車だけど、初代の愛車は黒の箱型の中古車だった。
なけなしの7万で売ってもらって、結構ボロボロで、シャーシとか結構な凹みを金かけて修理した奴だよ。
大学の先輩から売ってもらったやつだが、国内メーカーの古い車種。
V-○ECと元祖TypeRといえば、分かる人には分かるだろう。
愛着あるけど昭和の遺物だよw
今乗っている二代目は、ただの愛車自慢になるので、後々紹介しよう。
すげーぜぇ。

おいといて、その後、それぞれが車で帰った。
これが歓迎会での話。