NHK(novelist放送協会)
「それと、匿名さんはあの企画にも参加されてますよね?」
はい『彩花市奇譚目録』ですか?
『霧雨堂の女中』に関しては短編集と同
じスタンスです。
『眼鏡の文系女子が彩花市にやって
来る』としか考えていませんでした。
「たった一行の設定であそこまで書き上げるなんて……」
それをサクッと言うアナタがスゴい(リスペクト)。ワタクシもテキトーですがあまりに広義に設定したキャラは自分が繋ぎ止められないので結果文章に表す時には細かくなってしまいます。
「へえ、そうなんですか」
――悠里ちゃん、何か言うた?
「いえ、何も」(誰か女性の声が聞こえたような、ソラミミかな?)
はい、そうなんです。だから彼女
のキャラも彼女が勝手に語って
くれるに任せて・・・って?
「そうして私はあんなテキトーな
キャラクタになったんですね、
納得です」
――やっぱり何かおかしいぞ。匿名さんの話の繋ぎ、何か変だ。電波の砂嵐出てないのに。
・・・って、その声はあなた!まさに
ウワサの、霧雨堂の峰原さん!!!
峰原「はい、そうですよ」
げげっ、アナタだーれ?突然この海賊船に現れたぞ!
「瞬間移動?どうやってNHKにやって来ちゃったんですか?!」
峰原「まあ、私でもお邪魔させて貰えるなら と思いまして。八馬さん、悠里さんはじめまして。私、 喫茶店の霧雨堂で働いております、峰原あやめと申します」
ま、まあ、ご丁寧にココはエニワンエニタイムウェルカムですよ。初めまして、ワタクシ八馬八朔というしがない海賊船の船長やっちょります。
「初めまして、倉泉悠里です。高校三年生です」
八馬サーン、どうされました?
「どうしたもこうしたも、匿名キャラのあやめさん、いつの間にかここにいらっしゃるんですぅ」
うわあ!なにも予告していなかったに!
って、大丈夫なのか?! ま、まあきっと
八馬さんが何とかしてくれる、きっと!
(←他力本願
電話がそろそろ切れそうなので、
あ、あとはお任せええええぇぇぇぇ!!!
(大爆
ガチャン、ツーツー
「匿名さま、あとはこの倉泉にお任せを。しかと受けましたよぉぉぉぉぉっ!(←元気だけはある)」
作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔