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 っちゅーわけで、ですよ。陽ちゃん、悠里ちゃん。
「なにが『っちゅーわけで』ですか?」
今回のテーマ忘れてました。
「あたしも忘れてました(照笑)」
テーマはこれっす、コレ。ほんじゃよろしく、悠里ちゃん。
「それではデーは、ジャカジャン

  『書くことで目指すものはありますか?』

でっす」
 賞に応募する、プロになる、出版する、何でもけっこう!皆さんの熱き思いを是非聞きたいっ!です。
 悠里ちゃんも今日は昇段審査行ってたやんか?
「はい、緊張しました」
それも目的があっての事よね。
「――でもないですよ」
そうなん?
「剣道の段は取ることが目標じゃなくて、ちゃんと修練したら与えてくれるものなんですよ」
へえ――。
「ああ、そうそう。義兄や叔父さんも言ってたけど、見る側はすぐにわかるみたい。どんだけ稽古してるかってのは(←兄は素人)」
なら悠里ちゃんの目指すものは?
「あたしの場合は自分が納得するかどうかの問題なんです。試合や審査の結果はその次です。でも、段はいただけるなら喜んでもらいますけどねっ☆」
 ほう、普段はあっけらかんとしててもコダワリがあるんだ。……いえいえ何も言ってないですよ、悠里ちゃん。

 そして、プロのミュージシャンとして活動している陽人さん。あなたに質問ですよ。ズバリ、プロになろうと思ってました?
「うーん、なかったですね(キッパリ)」
「そうなんですよ、88さん。お兄ちゃんそういうことに全然コダワリ無いんですよぉ。ちょっと言ったってくださいよ」(←言うって、何を?)
 そうなん?あなたは物心付いた頃から音楽に慣れ親しんでたじゃない?(←音楽歴約20年、もちろん設定ですが)、じゃあ陽ちゃんの目指すものってなあに?
「僕の場合、やりたいことの延長が今の活動なんで。そんで困らない程度の報酬があるから続けてます、今のところ」
 今のところ、ですか。じゃあ、対価が得られなかったら?
「普通に就職するでしょうね」
ほお、そんな程度なんや。
「そうですよ。別に評価が欲しいとか大儲けしたいっていうのは、ないです。でも、就職とはちょっとちゃいますけど、依頼を受けて書く事で対価を得ることがありますけどね」
 結局それってプロの仕事ですよね。でも、『趣味』という範疇では無さそう。ではプロとアマの違いって、何だろう?
「そりゃ、結論から言ったら契約じゃないですか?」
 ふーん、確かにいろんな縛りありそうやね。そこで権利が働く訳ですしね……。
「そうです。契約してしまうと対象を考えたりして『創る』ことになります。好きなものを好きなだけ、と言う訳じゃ無いのでストレスはあります。でも、契約は合わなかったら交わさなきゃいいわけですし。そこが趣味との違いかなぁ」
「お兄ちゃん、なんかマトモなこと言ってる。普段はユルユルやのに……パチン!(←おでこをグーパンチされる音)」 
それってリクエストがあって創るみたいなもの?
「――そうですね。依頼があった以上は相手の求めに応じつついかに自分も満足できるものを作るか考えてます。とか言いながら88さんもオファーがあって書くことあるでしょ?」
 ――ま、まあ。ありますけど(↑こっち振ってくる?)。でもそれは別のトコロですからまたの機会で。
「えーっ!あたし知らんかったよ」
(↑だから兄妹でかぶせて来ちゃアカンって)

 オファーを受けて作品を提供したことはあります。確かに陽ちゃんのいう通り、お願いされた設定が細かいものと、書き下ろし的にほぼフリーに書かせていただいたものとは自分的な出来と満足度と達成感が違いますね。
「それでいて、反応っていろいろでしょ?」
そうなんですよ。書く側と出す側とでは見方ってこうも違うんですね。出す方は受ける側をよく見てらっしゃるのです。平たく言えば「どうしたらウケるか」を主点に制作されるんですね。
「で、88さんはその反応見てどでした?」
 書く側は個人的にはそこまで考えて無いんですよね。ただ書くだけで余裕が無いというか「書かなきゃ」ってな感じのプレッシャーが強くて、8回裏から任されたリリーフみたいな感じです。「役割は、果たしましょうぞ!」的な。
 とはいえ依頼ものは確実に受け手がいるわけですからね、やっぱり意見感想くれたらホッとします。
「それは、僕も同じですよ」
 いやあ、そう言われたら照れるやんか……。
「それに加えてやっぱ自分が満足せんとおもしろくないですね。書くのも、歌う(弾く)のも。だから、人の評価ってあまり気にしないんです。気に入ってくれたらそれで良いわけで――」 
まあ陽ちゃんらしい音楽観やね、ワタクシも趣味のモノカキとして同じことが言えるかな。 
「で、どんなものを書いたんですか?」
 うーん、これも先方さんと取り決めがあるので、読んでみたいという奇特な方は個別にメッセージください。
「じゃあ悠里も88さんにメッセージ入れとくね」

 ちなみに、ワタクシの目指すものは当初から変わっておりません。

   『読んでホッとできるもの』

 これを提供できるよう日々思ったことを綴っております。皆さんよろしくね。
「それでは、皆さんの夢をお聞かせくださいっ。待ってま~す!」