NHK(novelist放送協会)
「あ、そうだ。冒頭で甜茶さまからいただいたメッセージに続きがあったんでした。忘れてた(エヘッ)」
では、もうひとつ。話題が逸れますが
八朔さんは
「悠里ちゃん」 「悠里さん」
と呼び分けているのは何かの意図が
あってのことですか?
悠里さんは「88さん」とこれは
ブレてないですねやっぱり竹刀
での打ち込み鍛錬の成果かな、
決まってますね(笑)
こういうのも『取材』となる
のでしょうか?
「わぁ、嬉しいな。甜茶さまから取材されましたよ、88さぁん」
こういう質問はぶっちゃけ嬉しいでっす。せっかく書いたものですから、反応や質問があれば嬉しいですよね~。
して、回答。そうですね、ワタクシがここにいる倉泉悠里という設定高校生の少女を「ちゃん」づけするか「さん」づけするかは、砕けた場面とかしこまった場面との違いで、「ちゃん」付けなら友達感覚、「さん」付けならワタクシがちょっと上の立場で言う場面で……といった感じでしょうか。学校の先生が生徒にちゃん付けはしませんよね。
「ウチの担任の先生はさん付けどころか『倉泉』って呼び捨てですよ。――でも、確かにちゃん付けはされませんよね」
フム。ワタクシが先生だったらアナタを君づけするよ、な、悠里くん。
「呼び方で上下関係見える日本語っておもしろいですね。あたしは88さんより大分年下なのでおのずと『さん』付けになりますよね」
そやねえ、悠里ちゃんから88ちゃんて呼ばれたらちょっと恥ずかしいわな。というわけでこんなのでよろしかったですか?甜さま、ありがとうございます。
「88さん、まだ続き、ありますよ。前回のテーマのお便りです」
どれどれ……
作品のテーマを決めるのは取材
からでなくポイッと浮かんだ発想。
ポイッと浮かんで形にするのってあるあるですね。ホンマふとしたことで「あ、これ話になるかも」ってなります。
「狙って出会える機会でない、ってことですか?」
そうですよ。こういった偶然の化学反応は大事にしたいです、まさに好機=チャンスといった感じ。
それを構想を練る過程で広がる
かを取材や検索をします。書き
始めて、状況をリアルにするか
架空の設定にするのかは見聞経験
や体験取材が得られたか否かですが、
その場に行くことがほとんど
できないのでネットでの諸先生方
のご意見を参考にさせてもらって
います。
甜茶さまは取材の結果如何で設定を考えられるのですな?そして現場に行けなかったらやっぱり調べないと書けませんよね。さっきの話を再び使わせてもらうと、
ワタクシ南極には行った
ことありません!
「88さん、たぶんみんな知ってますよ、それ」
はは、そりゃそうですな。でも別作品『徒然日記』で一番行ってみたい外国は南極と書いた記憶があります(←南極は外国なのか?)。そう考えたら『碑文のない碑』は願望から取材を始めた作品とも言えます。アイヌについては学生の頃言語を少し勉強したのもあったし。
「皆さん回答ありがとうございました。当番組ではいつでもお便り受け付けてます。前回のでも前々回のでもよろずオーケーですよ♪、で、宛先は」
ブラウン管の砂嵐の向こう
です、書かなくても届きますけど。
「お便りドシドシ待ってま~す」
作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔