NHK(novelist放送協会)
第四回 物語に自分をモデルに使うか?
ザザザーッ…………、ザザザッ、
ザザザザザーーーッ
「あれっ?」
ザザザザザーーーッ、
ビュイ~~~ン……
「今日は電波がめっちゃ乱れとうやん……。あ!(みんながこっち見てる)。あはは(照れ笑い)、こんばんは倉泉悠里です!……そや、映像ないから見えへんのやった、何言うてんのやろ、あたし」
――おいおい、一人で何を言うてんのん、悠里ちゃん。
「あぁ、88さん。どこ行ってたんですか?姿が見えないから心配しましたよぉ」
確かに今日は……ガガッ電波の砂……ビュイ~嵐が強……ザザザッいみたいやね。悠里ちゃんが二人に見えるよ……。ん?何で笑うの?
「だって88さん眼鏡してへんやないですかぁ」
アラ、本当だ。ワタクシ、斜視でございまして裸眼じゃモノがズレて見えるんです。どーれどれ、眼鏡をかけるとホラ元通り。眼鏡発明した人って偉いねえ、ホンマに(←何をいまさら……)
「同感同感、あたしも眼鏡なかったら生活できないですよぉ(←ちなみに倉泉家は全員近眼)」
……と。本日も始まってしまいました神出鬼没の海賊船番組NHK。お相手はワタクシ八馬八朔と
「倉泉悠里です。試験無事終了しました(←現役の高校生なので)」
今日も適当に始めちゃいますよ!
「 誰が見てるかわからない、
映像ないから見えもしない
神出鬼没の海賊船番組NHK
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作品名:NHK(novelist放送協会) 作家名:八馬八朔