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てっしゅう
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SF小説「AKARI」 第二話

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部屋を出たところで女性はAKARIの目に留まった。座標が決定してGEORGEはパネルを操作して移植に入ろうとしたその瞬間、メインスイッチがダウンして急遽作動した補助パワーで再起動したが、そのタイムラグでAKARIのカプセルに入っている肉体に影響を与えてしまった。
脳に繋がっていた信号が途絶えたことで、二度と意識が戻れる状態ではなくなってしまったのだ。

「何ということだ!・・・AKARI、すまない・・・私のミスだ」

GEORGEは取り返しのつかない事故を会社側に報告すると、全力でシステムを復帰させ、AKARIの意識体をどうするか考えなくてはならなくなった。
急速な移植方法のため、廊下に出た女性は意識を失いその場に倒れこんだ。

AKARIの意識も目覚めることなく時間が一時間ほど経過していた。

作業のめどをつけて山口は帰り支度をして、廊下に出た。

「おい!どうした!大丈夫か?」

揺り動かしてみるが女性は動かない。息はあるように感じたので直ぐに119番通報して救急車を待った。