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本当の自分を取り戻す-『神との対話』

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1 格言−9《 魔法の問いかけ》

┌−−−−−−−−−−
 魔法の問いかけは二つある。正しいときにその問いかけをすれば、あなたの進化は想像もできないほど、速まる。

 その問いかけとは、

 ――これがわたしか?

 ――愛なら、いまどうするか?

 岐路に立ったとき、いつもこの質問をして答えれば、あなたは「新しい福音」の生徒から教師へと成長するだろう。

《神との友情上-P111》
└−−−−−−−−−−

 『神との対話』では、厳しい局面に立たされた時、あるいは決断をせまられた時には、「これがわたしか?」「愛なら、いまどうするか?」という2つの問いかけを、自分にしなさいといっています。

 「これがわたしか?」とは、「今の自分は、こうありたいと思い描いている自分だろうか」という問いかけです。

 人それぞれ個性がありますから、こうありたいと思い描く自分像は異なりますが、絶えずそのように自問自答して事にあたりなさいというのです。

 『神との対話』から見た最高の自分像とは、「最高のヴィジョン、最大ヴァージョンで神性を体験している自分」ということがいえます。その最高の自分像に向けて、自分自身をヴァージョンアップしていくのです。

 「愛なら、いまどうするか?」とは、今ある状況で自分が愛を表すとしたら、どう行動するだろうかという問いかけです。

 この言葉は、「もし相手が愛する人だったら、自分はどうするか」といいかえてもいいでしょう。

 絶えずこの2つの問いかけをして、最高のヴィジョンで最大ヴァージョンの自分を表現するように努めなさいというのです。