本当の自分を取り戻す-『神との対話』
1 格言−10《「欲しい」という状態を経験する》
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あなたは「わたしは世間的な成功がしたい」と考えているか?「もっと金が欲しい」と考えるか?
だから、世間的な成功ができず、もっと多くの金ももてないのだ。
なぜなら、宇宙としては「あなたの考えをそのとおり」実現するしかないからだ。
「わたし」という言葉は非常に強力だ。宇宙への宣言、命令なのだ。
「わたし」という言葉は物理的な現実を生じさせる。したがって、「わたし」+「成功したい」で、成功したがっているあなたが生まれる。「わたし」+「もっと金が欲しい」で、金を欲しがっているあなたが生まれる。
その「欲しい」という状態を経験する。
《神との対話1-P242》
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『神との対話』では、「欲しいと思っていることは実現しない」といっています。
欲しいと思っていると、「欲しいと思っている自分」が実現するというのです。欲しいと思っている物事自体は、いつまでたっても実現しないのです。
そのためには、「欲しい」のではなく、「すでに持っている」と思えといっています。
例えば「お金が欲しい」という場合なら、「欲しい」ではなく、「持っている」と思えというのです。
「持っていない」のに「持っている」と思うのは、自分を偽ることになり、簡単にできることではありません。
著者ニールは訴えます。
「それでは自分を偽ることになります。そんなことを言ったら、自分をからかっているようじゃないですか。わたしの精神は、『ばかを言うんじゃない!』と叫びますよ」
それに対して、神は答えます。
「では、あなたが受け入れられる考え方をしなさい。『さあ、いよいよわたしは成功する』とか『すべては成功に導いてくれる』と」
これは心理学的にいう「プラス思考 positive thinking」です。
「プラス思考」では、「私は○○しつつある」と思いなさいといっています。持っていないのに「持っている」と思うのは偽りですから、「持ちつつある」と思いなさいといっているのです。
作品名:本当の自分を取り戻す-『神との対話』 作家名:伊能言天