小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

弁護士に広げたかった大風呂敷

INDEX|18ページ/21ページ|

次のページ前のページ
 

18 断言



それでも
耐える

1年間
死にもの狂いで
耐えてやる

犯した罪が
赦されるのか
償い得るのか
俺は知らない
自信もない

でも
少なくとも
今まで周りに
飲ませた煮え湯

一度くらい
自分で飲まなきゃ
湯の熱さだって
身に沁むまい

だから1年
せめて1年
死にもの狂いで
耐えてやる

そして 
先生の選択を
確かめるために
帰ってくる

たとえ先生が
金輪際
赤の他人と
俺を見ようと

ましてや
奴を選んでいようと

恨んだり
責めたりなんか
これっぽっちも
する気はないが

不思議だな
断言できる

先生は100%
俺を待ってて
くれるって

どうしてかって?

「3・4・5番は簡単ね」

先生が
そう即答して
くれたから

他ならぬ
先生あんたが

自信過剰?
そうだとしても
俺らしいだろ?