小悪魔メフィとファウスト博士
熱い想い
(平凡を誰よりも好む…か
それって裏を返せば誰よりも刺激を求めてるってことなんだぜ?
とにかくこのままじゃ拉致があかない…
少し揺さぶりでもかけてみるか…
いや、ここはストレートに行くべきか⁈
おいおいなんか恋を成就させようと一生懸命頑張ってる女子みたいになって来たぞ…
"好きだ!愛してる!"といえばそれで良いってものでもないだろうに…それじゃあただの自己満足だ。)
「夢と夢の衝突か…なぜ俺は彼を選んだのだろう…いや、分かってるんだ。
なぜかってそんなの簡単さ。
"本当の俺"がみえるからさ。
そして心の奥底で求めてる"何か"が同じだともね。それは生き方ってやつだろう?
それともこれでさえただの俺のエゴなのかねぇ…」
といけない。深夜の公園で独り言は怪しすぎたな。いや、俺そもそも悪魔なんだけどね…
彼の大事なものは、俺の理想とは完全に相反する…これをどう埋め合わせできると?
それでも俺は、彼が欲しい。
欲しいと言ったらおかしいが、少なくとも一緒にいたいのである。
俺の生き方に魅力さえ付け加えれば…
少しは振り向いてくれるだろうか…
あるいは一層強制連行というパターンもあるが…出来ることなら本人の意思で、望んでほしい。欲してほしい。
刺激ある冒険の毎日を…
長くなってしまったが、先が見えないというのはなんて不安なのだろうね。
これから何か良い作戦があるか、考えてみることにしよう。
それではまたの機会に。
作品名:小悪魔メフィとファウスト博士 作家名:甘楽