小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ボクのみち

INDEX|7ページ/7ページ|

前のページ
 


ボクは、この先この記録の中で過ごしていくのだろうか?
それとも、誰か おそらく ケイコの息子が新たに記録を保存いくのか?

ボクは、寿命という期間で生きる者たちの記録を抱えて生き続ける。
それが役目。

読み取り機能で ケイコの本棚に並ぶSF作家の本をコピーした。
そこに書かれている《人間への安全性》《命令への服従》《自己防衛を目的とする》ロボット三原則とも言われることを忠実に守ってきた。
そして、その代わりに たくさんの溢れる愛情を注いでもらった。
ご先祖さまからの変わらぬ設計で《女性のスカート内は覗かないように》ということはボクにも備わっている。が、これは… 解除されていることは ボクの秘密だ。

機械が不滅というわけではないだろう。
人間を期間限定なんて言い方をしてはいけない。
ボクのように自意識や判断能力を持ち、感情に対応して進化をするタイプの自律型ロボットが近未来に現れても お互いが傷つけあうようなことをしてはいけない。
戦争にボクらを利用しようとするものに対しては、自らの停止を持って拒絶する。

ヒトとロボット。
平和の為に 手を携えて生きていけたら 理想かもしれない。
でも、ボクらを次世紀に生み出すものは、もしかすると、ヒト型の超進化系ジェミノイドかもしれない。


だったら・・・ワクワクするよ!!! 


boku no michi ...
ボクの路。。。
ボクにも 未知・・・



     ― 了 ―
作品名:ボクのみち 作家名:甜茶