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父と娘、時々息子

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 一通り、将来設計のことについて聞かれた後に、父が暗い話題だと気付くのか、決まって私の恋愛事情を聞いてくる。
 別に私はそれを聞かれても嫌ではなかったため、正直に話すもののなんせ私も変わっていて、父とは少し反対な人のほうが好みであると思っていた。
 だが、ある日すべて解体して、理想と思う性格を書いてみると父の性格そのものだったことがあり、一人悶絶したことがある。
 父から見ていると私は好きになると一方通行で、猪突猛進なように思っていた。
 確かにそういう面もあるが、だいぶ押し殺していたりする。
 こちらからアプローチもできなければ、時間的にあちらに任せているうちに押し流されていくことがとても多い。
 それも、追いかける形がどうも苦手であり追わせることも苦手・・・。
 つまりは私は0か10しかないわけで・・・。
 俗に言う、重い女だ。
 フラフラっと付き合うくらいなら、私の友人リストから外させていただきますねってなもんで。

作品名:父と娘、時々息子 作家名:SAYA.