父と娘、時々息子
さて、父よ、ここを借りて宣言しておこうと思う。
もう、弟は弟の人生に入っているのだ。
そして、私は私の人生に入っている。
残念だが、いくら姉弟でも犯してはならん、域がある。
もう、その域におるのだよ。
父が心配していたことは、奴にはもう説き伏せることはしない。
これからは、知らぬことがあってもそれは弟自身の責任で、弟自身の恥なのだ。
そこに私と父はいない。
そんなわけで、奴のことは奴に丸投げするが、もう子供の時のようにお姉ちゃんだからとか求めんでくれ。
気が重いのだよ、この歳になってもな…。