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　シークレットガーデン。けして踏み込んではならない禁域は誰でも心の中に持っている。だけど、私のその禁域に脚を踏み入れ、私を長年苦しめてきた忌まわしい想い出を消し去って、愛で満たしてくれたのが彼、長瀬大翔だった。
　そして彼は私に家族と、自分よりも大切な存在を愛することの意味を与えてくれた。
　あなたは心の奥の秘密の庭にどんな感情(おもい)を持っていますか？

　　　　　　　　　　　　　　（了）






エメラルド（和名　翠玉）
　　宝石言葉―新たな始まり。幸運、幸福、希望。五月の誕生石、幸せな結婚、幸せな家庭への強力なエネルギーをを持つパワーストーン。



※　本作品はフィクションであり、実在の人物・団体とはまったく関係ありません。また、ドラマ『シークレットガーデン』とも関連性はなく、二次創作ではないことをご理解下さい。







☆　心の中の?シークレットガーデン?

　巻末にも書きましたように、この小説は同名の韓流ドラマとはまったく関連がありません。では、何故、このタイトルを選んだか？
　それはむしろドラマではなく、あるデュオの存在の影響がありました。シークレットガーデンという同名のデュオがいて、彼らのデビューアルバムの?ソング・フローム・ア・シークレットガーデン?のオープニングの曲が?シークレットガーデン?といいます。
　元々はドラマのサントラを探していて偶然、見つけました。最初はドラマと関係があるのかと思い込んでいたら、何とまったく関係ないことが判明。しかし、ケルティック風の情緒的な音楽に私はすぐに惹かれました。この作品はその?シークレットガーデン?という曲を聴いた時、ふっと思い浮かんだストーリーをそのまま作品に仕上げてみたものです。　
　
　Ｓｏｍｅｗｈｅｒｅ　ｗｉｔｈｉｎ　ｕｓ　ａｌｌ　ｔｈｅｒｅ　ｉｓ　ａ　ｓｅｃｒｅｔ　ｇａｒｄｅｎ．Ａ　ｇａｒｄｅｎ　ｉｎ　ｗｈｉｃｈ　ｗｅ　ｃａｎ　ｓｅｅｋ　ｒｅｆｕｇｅ　ｗｈｅｎ　ｔｉｍｅｓ　ａｒｅ　ｒｏｕｇｈ，ｏｒ　ｒｅｔｉｒｅ　ｔｏ　ｉｎ　ｊｏｙ　ｃｏｎｔｅｍｐｌｔａｔｉｏｎ．
　
　と、そのアルバムに封入されている歌詞カード冒頭には書いてあります。
　人は誰でも心の奥底に秘密の庭を抱いている―、この物語はまさにそういう曲からヒントを貰いました。小説は不十分で描き切れていない点も多々あると思いますが、音楽の方はすばらしいです。是非、一度、ユーチューブで聞いてみて下さい。そして、お聞きになってみて、この物語からその曲の雰囲気を欠片ほどでもイメージしていただけたとしたら、私はとても幸せです。
　それでは、今回もありがとうございました。
東　めぐみ拝
二〇一四年七月十八日