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リンドウノミチヤ
リンドウノミチヤ
novelistID. 46892
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秋の名残り

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「なあ、今夜の夕食はなんなんだ?台所の食材から推理するとだな、きっと俺の好物だよな?」

薔薇がその季節を終えようとする秋の庭で、仕事を早めに済ませて帰宅した夫が笑顔で聞いて来た。十数年前の怒濤のような事件をくぐり抜け彼女の許にやってきた彼は、妻と子供達に囲まれて理想通りの悠々自適な人生を満喫している。まるで陽光のような、相変わらず能天気なその笑顔に、彼女は思わず微笑を向け言葉を返そうとした。

作品名:秋の名残り 作家名:リンドウノミチヤ