今日も空は青い
「それなりに、図面の見方と、道具の使い方が分かれば大体いけるよ。」
そんな感じで、班長が答えた。
私は内心、
それを覚えるのが難しいんじゃないの??
まだ、超序盤な感じがするんですけど・・・
そう感じた。
「じゃあ次。テスターで電圧を測ろう!」
「テスターのレンジ合わせて、そこのコンセントに挿してみてみ。」
私は、レンジを合わせて、コンセントに挿すと、
テスターには、110.0Vと表示されていた。
「110Vぐらいでてるやろ。コンセントの差込口の形が違うこっちのは、220Vのコンセントや。」
「試しに測ってみ。」
言われるがまま、私は別の形をしたコンセントに差し込んでみる。
テスターの表示は218.3Vの表示が出ていた。
「工場内だと機械の起動時とかに電圧ドロップがあるから、一般家庭だと100Vや200Vの電圧でも、
1割増しで、送電してるんやで。」
「ちなみに、電圧ドロップは電圧降下と言う事やで。」
「電圧かけるのは、後回しにしてっと・・、次これ。リミットスイッチ。」
と、言いながら、物を私に渡した。
「これは、通称LS(エルエス)と呼ぶからね。リミットスイッチの頭文字をとってLS。」
「これもPBと要は一緒。」
「先っちょにレバーみたいなやつをどちらかに倒したらON・OFFや。
ON・OFFの切り替えは、中の端子の繋ぐ場所で変わる。PBのボタンが、レバーに変わっただけ。」
「なるほど。分かり易いですね。」そう答えた。
「次、マグネットスイッチ。これは、電流が多く流れるいわゆるモーター類に動力を送る時に使うやつで、
この”コイル”と書いてる所に電圧をかけてやると、ここの接点が繋がるしくみ。」
「コイルに掛ける電圧は間違えるとつぶれたりするからよく確認せなあかんで。」
「とりあえずこれはここでおいといて、ランプの説明。ランプやけど、ここでは通常PL(ピーエル)と呼ぶ。
何の略かと言えば、パイロットランプの頭文字や。」
「そんなもんやね。見ての通り普通のランプ。ちなみに、PBとPLが合体してるやつが、PBLや。
プッシュボタンランプの略。」
「試しにマグネットスイッチとPBとPLを繋いでみよか。」
「そう言われても、どう繋いだらいいんですか?」と聞くと、