SAⅤIOR・AGENTⅡ
風を切りながら強く握った拳をザック目がけて放った。
『おっと!』
ザックは後ろに跳んでファーランの攻撃を交わした。
今までザックがいた場所にファーランの右腕が陥没した。
ファーランは目を吊り上げてザックを見見上げる。
「くっそ…… あ、あれ?」
立ち上がろうとしたファーランだったが、腕がコンクリートにめり込んで引き抜く事が出来なかった。
ザックは何が起こったのか分からず、数秒ほど眉を細めていたが、やがて状況を理解すると鼻で笑った。
『ハッ、何やってんだこのガキ!』
「ホントだぜ!」
そこへテレポートしたタクミが現れた。
作品名:SAⅤIOR・AGENTⅡ 作家名:kazuyuki