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SAⅤIOR・AGENTⅡ

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 その頃。
 地球ではもう直ぐ夜が明けようとしていた。
 私が静かに寝息を立てて横になっている塩田さんを見守っている中、里中先生はエンゼルの無線で各セイヴァー・エージェント地球支部に置ける戦況とゼルベリオス本部の様子を聞いていた。
「そうですか、分かりました」
 里中先生は一礼する。
 すると一間置くと溜息を零しながら言って来た。
「吉報よ、各セイヴァー・エージェント支部の襲撃はほぼ鎮圧、宇宙連邦軍も交渉の末に地球襲撃を撤回したらしいわ」
「良かった……」
 私は胸を撫で下ろした。
 話によればいくらオメガの強力な重破壊兵器とは言え無人で動いている、だけどセイヴァー・エージェント側にもセイヴァー・ギアが存在している。
 性能は兄貴達のより劣るらしいけど、それでも強力になったセイヴァー・エージェントには叶わなかった。
 彼等によってへヴィ・ウォーカーは滅ぼされ、現在消火・救護活動を行っていると言う。
 ただまだ不安は残ってる、それは黒幕を追いかけに行った兄貴達とエイリアン・ハンターのアジトで戦っている不和さん達の事だった。