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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-

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優太 「そりゃあ、おまえ、俺はいつまでもおまえに護られるヤツじゃないってとこ、見せたかったわけで」

ネオ 「(意地悪そうに)その結果、ベスト8だったけどねえ」

優太 「わ、悪かったなあ、優勝できなくて」

ネオ 「そうよ。わたしとの約束を破るんだから。まだまだ、わたしがいないとダメってことね」

優太 「そんなわけ……いや、そうかもな」

ネオ 「何よ、開き直って」

優太 「だってさ、小学校の頃、おまえを見返してやりたくてテニスをやり始めて、大会にでるたびに、負けそうになると応援に来てくれるおまえの声を聞いて、それがきっかけで勝った試合がたくさんあるから。それに、中学でのあの事件で俺は挫折して、高校まで引きずっていたけど、おまえの励ましがなかったら、ここでテニスをすることはなかった、と思う」

ネオ 「そ、そう」

優太 「だからおまえに、優勝してやるから来い、と言ったのかもな。昔のように、おまえが後ろにいないと、しっくりこないというか」

ネオ 「優太……」

優太 「(本心を言って、照れくさくなって)か、勘違いすんなよ。あくまでもパワーなんだよ、パワー。おまえがいたら、力が湧くんだよ。それだけだかんな」

ネオ 「あ、ああ……そういうこと」

優太 「なんだよ、残念そうな顔をして」