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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-

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   そして二人は、ベンチに座る(【SE】ベンチに座る音)。

ネオ ((心の声)こ、これじゃあ、で、デート、じゃない……それなのに、何なのよコイツ。平然として。ドキドキしているわたしがバカじゃないのよ)

優太 「(痛そうに)あー、いてててて……」

ネオ 「また腰が痛いの?」

優太 「そんなとこだ。テニスに腰痛はつきものだからな。(痛そうに)いたたたた……」

ネオ 「(ため息をついて)しょうがないわねぇ」

   ネオ、カバンから何かを取り出す(【SE】取り出す音)。

ネオ 「はい、湿布薬」

優太 「ああ、すまん。……って、なんでそんなものを持ってんだよ!?」

ネオ 「アンタがいつまでもだらしないからでしょ。いざという時のために持ってんの」

優太 「母親面しやがって」

ネオ 「幼馴染みとして当然よ。小さいころからアンタを見てきたんだし。いじめられているときも、迷子になったときも、全部わたしが」

優太 「それは昔のことだろ。俺はもう、子供じゃねーよ!」

ネオ 「だったら、なんでわたしを大会に呼んだのよ?」

優太 「う……。そ、それはだな……」

ネオ 「大変だったなあー。夏のアマチュアロックフェスの直前だったのに。なんでそんなときに、アンタのテニスの試合をわざわざ見ないといけなかったのかなあ?」