moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
優太、ネオのいる方向へと歩く(【SE】歩く音)。
優太 「(ネオがいるのを意外そうに)おっ」
ネオ 「よ、よう」
優太 「おう。なんで、ネッチーがここにいるんだよ」
ネオ 「むっ、その呼び方、気に入らないんだけど」
優太 「別にいいじゃないか。かわいいし」
ネオ 「かわいくもないわよ! わたしのどこがねちっこいんだか。ほんと、失礼しちゃうわ」
優太 「悪かったな。それよりも、何か、用でもあるのか?」
ネオ 「(照れくさそうに)べ、べつに。なくは、ない、けど」
優太 「どっちなんだよ。それは、俺にってことか?」
ネオ 「(照れくさそうに)ま、まあ、そうかな?」
優太 「(ネオの曖昧な態度に呆れつつ)わーったよ。じゃあ、立ち話もなんだから、テニスコートのベンチにでも座って話さねぇか」
ネオ 「ええっ!?」
優太 「何か問題でもあんのかよ」
ネオ 「べ、べつに、何も。……う、うん。いいよ」
優太 「(不思議そうに)変なヤツだなあ」
優太とネオ、テニスコートの中に入る(【SE】歩く音)。
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ