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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-

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■二月十四日 夜 岩国総合高校 運動場 テニスコート前〈シーンNO.10〉

   全速力で走る朱莉、そして彼女に引っ張られる仲須(【SE】走る音)。

仲須 「うわわあああああっ!」

朱莉 「あ、いたっ!」
   急に足を止める朱莉(【SE】急ブレーキ音)。

仲須 「わあっ!」

   仲須、朱莉が急に止まったため、転んでしまう(【SE】こける音)。

朱莉 「やっぱりここにいたわね」

仲須 「いててて……。あ、あれ、麻倉? なんでテニスコートに?」

朱莉 「そうちゃん!」

   朱莉、仲須の手を引っ張る(【SE】引っ張る音)。

仲須 「うおっ! (引っ張られて、物陰に隠れた後)な、なんで、物陰に隠れなきゃあいけないんだよ」

朱莉 「いいから! 今に分かるわよ」

仲須 「俺、こういうの、好きじゃないんだが」

朱莉 「(笑顔だけど、少し怒りを込めて)何か言った?」

仲須 「(慄くように)う……」

   朱莉と仲須、だまってネオを観察する。
   ネオ、運動場にある、人気のないテニスコートを見る。

ネオ 「部活、終わっているみたいね」

優太 「(遠くにある部室の前にいるので、小さく聞こえる)おつかれー」

ネオ 「あ」