moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
健斗 「先輩は、何をしようとしてるんスか?」
朱莉 「それはね(自信を持って)……ズバリ、恋よっ!」
みちる「こ」
健斗 「こ」
巧 「……こ?」
みちる・健斗・巧「こいいっ!?」
健斗 「(何かの冗談だろうと、否定するように)いやいやいや、そんなこと、あるわけねぇっスよ! なあ、巧」
巧 「……お、おう」
健斗 「あのガサツでワガママな殺人ポニテの先輩が恋だなんて、まったく見当もつかないっス! 絶対にありえないっスよ!」
朱莉 「(真っ向から否定するように)いいえ、絶対そうよ! みんなは知らないかもしれないけど、実はネオって中学時代、好きな人がいたのよ」
みちる「マジかよ!?」
健斗 「(絶句するように)うっそ……」
朱莉 「結果的に彼の弱腰な態度に興ざめして、つき合うことはなかったんだけどね。なんせプライドが高いからねえ」
みちる「あ、確かに」
健斗 「完璧主義者っスからね、先輩。曲作りやライブの構成も、納得するまで詰めますから」
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ