moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?-
朱莉 「ふうん、用事、かあ。(薄笑いで)ふふふ」
みちる「なに気味悪い声だしてんのよ」
朱莉 「いや、ちょっとね。やっぱりアイツのことが。(ネオの行動が分かり、不敵な笑みで)うふふふふふ」
みちる「(怪訝そうに)だからやめてよ、それ。何? 朱莉は、ネオが今どこにいるのか分かんの?」
朱莉 「(自信たっぷりに)ええ。ネオがなんで手作りバレンタインデーを作ろうとしたのか、もね」
みちる「あんたがなんで手作りチョコのことを知ってんのよ」
朱莉 「だって、一緒に作ったし」
健斗 「そうなんスか。でも、そのチョコ、俺と巧がもらいましたけど」
朱莉 「そうなんだ。じゃあ、ネオはどんな風に図書室から出ていった?」
巧 「慌てた感じ、でしたね」
みちる「そうだね。なんか、あたしらに見られたくないような」
健斗 「逃げるように去ったスね」
朱莉 「(嬉しそうに)な・る・ほ・どぉ」
みちる「どうしたのよ、今度は嬉しそうにして。こういう時のあんた、ネオ以上の危険人物なんだから」
朱莉 「失礼ね。でも、これで分かったわ」
作品名:moonlight特別編 -恋する瞳はツンツンツン!?- 作家名:永山あゆむ