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森の館

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「よしっ!」朝食を終えたピロリンは椅子から立ち上がりました。

「昨日の続きをしよう!」

ピロリンは裏口から出て行きました。

裏口の物置には色々な工具が置かれておりました。

昨日の続きをするための道具を取り出すと裏口から出て表の玄関に回りました。

ポストに「ピロリンとポロラン」の名前を小さな枝で形作ることにしたのです。

ピロリンは麻の袋から小さな細い枝を探し出しました。

そして、ポストの一文字の下にトントンと細い枝を打ち込んでいきました。

(ポストの形になる前にやると簡単だったのになあ・・・)とぶつぶつ呟きながら

トントンと打ち込んでいきました。

ポロランも朝食の後片付けが終わると裏口の出口から回ってピロリンのいるところへ

やってきました。

ポロランもどんな絵を描くか決まっていたのです。

早速 下絵を描き始めました。

花の縁取りを雲の形に沿って描きました。

真ん中には《森の館》と書いていきました。

「でも・・・まあ いっか」

下絵はあっという間に出来上がりました。

後は絵に色を塗るだけになりました。

作品名:森の館 作家名:天田昇