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森の館

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森の館は静かに暮れて行こうとしておりました。

夕焼けが森全体を少しずつ埋め尽くし広がって行きました。

ココアで休憩を取ってから数時間が経ちました。

ピロリンはポストに小さい枝で〒のマークを付けて赤いペンキを塗りました。

そして、玄関前のお庭を綺麗に掃除をしました。

「明日は何をすれば良いのかな?」

ピロリンはポストの屋根を開けたり締めたりして手紙を取りやすいかどうか確かめました。

そして、紙を持ってきてはポストの手紙が入りやすいどうか確かめました。

ポストの一文字の口から紙を入れてポストの屋根の蓋を開けては紙を取り出す。

そして、屋根の蓋を閉じる。何度も入れては取り出すことを繰り返しました。

〒のマークは一文字の口の上に付けたのでした。

「これなら ポストだとすぐに分かるね」

こうして今日の作業は終わりました。

「僕の作業はこれで終わりかな?」
作品名:森の館 作家名:天田昇