森の館
ピロリンの声を聞いたポロランは玄関のドアを開けました。
「どうかしましたか?ピロリン」
「見てご覧 ポロラン」とピロリンはいちじくの木の方を指差しました。
「あら!まあ!」とポロランは大きな声を上げました。
ピロリンは嬉しそうに頷きました。
「あら・・・ピロリン ここにも・・・」
ドアを閉じようとしたポロリンはドアにくっ付いている白い雲に気がつきました。
ポロランはピロリンに尋ねました。
「茶色のドアには白は良く似合ってますね ピロリン でもこれはなあに?」
「うん それなんだけどねえ ポロラン」
「これはこれだけでも綺麗ねえ ピロリン」
「ん? そうかい? ポロラン」