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森の館

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森の館のすぐ裏手には湖がありました。

この湖でポロランは採り立ての野菜を洗っておりました。

昼の食卓の材料なのです。

この湖でピロリンは魚釣りをするのが日課になっておりましたが

今日は良いお天気なので、ピロリンは森の館の看板作りをすることにしたのです。

「魚は昨日の料理がまだ残っているからそれで良し」とポロランは

野菜のお料理の準備をしていたのです。

そのころ「うんうん上出来だ。」

ピロリンは一人満足をしておりました。

看板の形・・・青い空に浮かぶ白い雲の形

色は・・・と、白に決まっている。

ピロリンはその看板にピロランとポロランと

ペンキで大きく描きました。

「そうだ、これで良い。」ピロリンはピロリンを

ピロランと描いたのでした。
作品名:森の館 作家名:天田昇