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森の館

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木の枝を拾っては麻の布袋に入れ、拾っては入れながら

ピロリンは湖の淵を歩いておりました。

こうして、やぎリンの言葉通り小鳥ンの家を目指しながら

歩いていたのでした。

すると、いつの間にか小鳥ンの家の近くまで辿り着きました。

小鳥ンの家は大きな湖のすぐ近くだったのです。

小鳥ンの家は大きな木の上にありました。

その小鳥ンの家のある大きな木の下には木の枝が沢山落ちていました。

「やあ!ピロリン」小鳥ンは窓から顔を覗かせていました。

「やあ!小鳥ン」ピロリンは小鳥ンに言いました。

「木の枝を拾いに来たんだよ 小鳥ン」

「そうかい ピロリン 木の枝を何に使うんだい?」

「ポストを作ろうと思ってね 小鳥ン」
作品名:森の館 作家名:天田昇