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森の館

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 ねえ ピロリン ポストの色は何色?」

 「ねえ ピロリン ポストには何て書くことにしたの?」

 「んふふ 」とピロリンは笑顔だけでポロランの質問に

 に応えました。

 ポロランはもっと尋ねたいのを我慢しました。

 ポロランも大きなポケットの刺繍のことで

 頭の中はいっぱいだったのです。

 ピロリンはポストのことを考えて頭の中がいっぱいでした。

 ダイニングから見える外の庭は緑がいっぱいです。

 庭には色々な花がいっぱい咲いているのが見えました。

 「今日はどこまで出来るだろうか」・・・と

 ピロリンは思いました。

 「今日はポケットにたくさんのお花で埋め尽くしましょう。」

 ポロリンは思いました。

 こうして、ポロランもピロリンも朝食後の珈琲を楽しみました。

 外は中くらいの湖の湖面が静かに佇んで

 朝の冷たい風が木の葉やお花を緩やかに撫でておりました。

作品名:森の館 作家名:天田昇