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森の館

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ピロリンはテーブルに置いてある木のコップを持って小さい湖の傍に行きました。

小さい湖から湧き出る水は冷たくいつも透き通っていました。

ピロリンは小さい湖から湧き出ている水のそばにいつも置いてある木の器で

水を汲み木のコップに注ぐとゆっくり歩いて木の椅子に座りました。

ピロリンは木のコップに注いだ冷たい水を飲み干すとゆっくりと、静かに、

木のコップをテーブルの上に置きました。

ピロリンはポロランに言いました。

「ポストを作ることにするよ。ポロラン」

「どんなのが出来るか楽しみにしていますよ・・・ピロリン」

ポロランはピロリンがゆっくり歩いたり静かな動作の時は

何かを考えている時だということを知っていたのです。

「うん!ポロラン」
作品名:森の館 作家名:天田昇