ihatov88の徒然日記
76ラッキーナンバー8/8
タイトルの通りです。皆さんのラッキーナンバーは何番ですか?さて、ワタクシのラッキーナンバーは何番でしょう?当ててみて下さい。
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脱線はこの辺で。
ちなみに、ワタクシの従妹は自己紹介するのに『昭和55年5月5日生まれでラッキーナンバーは末広がりの8です』と言ってます。オモロイやないか、それ。
ラッキーナンバーは8です。知ってました?いやあ、誰にも言ってないのに。8は末広がりの8です。ワタクシのペンネームにもあるように、好きな数字は8です。今回はこのエピソードについて少し。
小学生のころは野球少年でした。当時はスポーツ=野球でした。以前書きましたが、ワタクシ左投げ左打ちなので、ポジションが限られます。ピッチャーできるほど上手じゃなかったので外野しかできませんでした、左投げは基本的に内野手できないんです。
ポジションはセンター、いただきました背番号が8だったんです。がんばって勝ち取ったレギュラーの背番号、嬉しかったですね。心のベースボールスターはトラの31番、ミスタータイガース掛布雅之さんでした。だいたいこの世代ならそうなんでしょうけど、憧れのサードのポジションは先の理由で縁遠いところでした。
で、野球ではラッキーナンバーは7ですね、パチンコでもラッキーセブンと言います。7回は選手の疲労具合が良くも悪くも影響するので試合が荒れるんですね。
8が縁起いいのは末広がり、つまり漢字の「八」ですね。漢字の故郷は中国です。前フリ長いですが、今回はワタクシが中国にいた頃、8に関するエピソードのお話です。
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まだ学生の頃、中国に行った事があります。青島から北京まで列車に乗ったのですが、ここで相席になった中学校の英語の先生である劉先生という若くてキレイな女性の先生と道中お話をしました。20世紀末の中国はまだ開発が進んでなく、外国人も珍しい時代でした。日本人のワタクシを見てみんな親切にしてくれるのですが、いかんせん言葉がすぐに通じないんです。筆談くらいしかできない中国語よりリアルタイムで話せる英語の方がラクでして、この時は横に座った劉先生が女神に見えました。当時は英語がわかる人はほんの一握り(インテリ層くらいでした)。それで劉先生と仲良くなったのです。
先生いわく、八は「覇」と同じ発音で縁起がいいものだそうです。中国の人はけっこう八という数字を好むようです。
「財布に八の付くものを持っているとお金持ちになりますよ」
へえ、そうですか。でもそんなお金って無いですよね、8元とか、8角(角=1/10元)とか中途半端な単位のものって。
という話を覚えててくれたのでしょうね、数ヵ月後帰国すると劉先生からお便りが来てました。同封してたのが今回の表紙のお金です。1分(分=1/100元)札が8枚、中国の最小単位のお金です。足しても日本円で1円ちょっとくらいでしょうか。そして1分札って現地でも流通はほとんどしていません。中国の方もゲン担ぎに1分札8枚を財布に入れておくそうです。
嬉しいじゃないですか、その気持ちが嬉しくてワタクシはお礼に5円硬貨を入れて劉先生に送りました。
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔