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ihatov88の徒然日記

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108再発 9/15



 去年の夏前のことです。
 っていうか、本編の68話を見てください。前フリするのも恥ずかしい、といいますか元気もないです――ガックリ。

 タイトルの通り、再発したんです。「再発」、ホンマにイヤな響きです。
 しかも今回、誰もいない一人の午前中。何の気なしに洗濯物を干していたんです。洗濯物ですよ、洗濯物。水に濡れたくらいで脱水後ですから重たくもないんです。 
 タコ足ハンガーに掛けるものに腕を通しつつ、立ったまま床面に置いたタオルをとろうとしたその瞬間でした。

   グキャッ

 全く予想外の展開に唸る悲鳴、滲み出る脂汗。
「これは、マジでアカン」

 前回ぎっくり腰になった時、再発する可能性は高いと聞いてました。これは別に年のせいではなく、体質の問題らしく若い人でもなる人はなるそうで、ただ一度なるとクセになりやすいそうです。
 再発なしで一年経って、完全に油断してました。というよりお茶碗くらいのモノ持って再発とは……防ぎようないやんか。悲劇は突然です。

 救急呼ぶにも電話まで歩くどころか動けず、それに救急呼ぶほど重篤なものでもなく、その場でうずくまること数十分、家族が帰って来たのです。

「何やってんの?」
「いや……その」
「洗濯乾かへんやんか」
 この時見た呆れ顔にはホンマに殺意が芽生えました。こっちは必死やのに……。
 何とか現在動けるようにはなりましたが、そんな家族にも見放され、明日は普通に出勤です。というか、通勤出きるんかな……。
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔