小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ihatov88の徒然日記

INDEX|55ページ/164ページ|

次のページ前のページ
 

110かっこよくないね12/23



 ワタクシの出身地、西宮でのハナシ。
 先日は世間を騒がせたあの県会議員が西宮から選出されたのも記憶に新しく、今度は……。

   中高生に悪さ自慢をする市長

が出てきました。でもって議会やネットでも炎上しても撤回をしない徹底ぶり。
 言ったことに責任を持つのは大事でしょうけど、いくらなんでも……その内容が。
 で、おさらい。市内の中高生相手に講演で市長さまが、中学の頃飲酒喫煙してただの、ガードマンには酒などを持たせてグルにしたなど。
 さらにその意図が「大人を信用してもらうよう腹を割って話した」とあるから何ともかんとも……。

 たまたま、高校時分の同級生の娘さん(西宮在住)がこの講演に参加したので先日その子も交えてそんな話題が上がったんですが、共通したオチが、

   それは、パシリのせりふやね

と申し合わせて大爆笑。
「どういうこと、おっちゃん?」
その子に限らず最近の子は確かに真面目、親と較べりゃ大違い。 つまりはそんなセリフ、ホンマのやんちゃくれはそれが日常なのでそもそも話題に上がらない。口にすれば安っぽい、言えば言うほど品が下がる。なのでパシリのせりふ。関西弁で言うと「イキる」という単語が端的な表現でしょうか。

 娘さんからその講演の感想聞いたら、詰まるトコロ聞いてて面白くなかったということだそうです。百歩譲って多少のおいたはヨシとしても(←時効という意味で)、話にオチがないんですよね、これって。これではワタクシが中高生として聞いても共感は持てないなあ。
「でね、聞いてよ、おっちゃん」
「おうおう、聞いたるで、後輩(←娘さんも同じ高校)」
「あの人、信用ならんわ。あたしらじゃなくて、そんなこと言ってる自分が好き、って感じやった」

 それ、当たってるかも、と頷く親父世代。世代を越えて近付こうとするのは文化の違う外国人同様、相手がウケる話題を用意しますよね?市長が用意した話題は自分がウケる話題だったんじゃないでしょうかね。生の中高生には信用以前の問題のようです。
「おっちゃんならどんな話題出すのん?」
「なぬ?ワタクシ?」
 チミより長いこと生きてる分悪さももちろんしてきたさ、それもチミのお父さんと……。なおかつウケる話題、ねえ……。

「やっぱ、あれかな?(八馬)」
「言っちゃう?(友人)」
「なあなあ、教えてーな」

 失敗談ならいっぱいありすぎて、どれから出せばいいのやら……、それでいてオチがあるやつ。
「何でもいいけど『もう、大人なんやからぁ』って言わせんとってな」
「聞いた?ワシも娘と話す時いつもプレッシャーやねん」
 ――この子、なかなか鋭い。で、もうちょい頑張れよお父さん(←高校時分の友人)。

 ワタクシ思うに、この子に限らず中高生はしっかり大人の立ち振舞いを見てるんかなぁと思うんですが。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔