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ihatov88の徒然日記

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40 関西の大騒ぎ 10.23



スポーツ観戦が好きです。基本的にどんな競技でも構いません。お互いに練習で磨いてきた技術と準備してきた作戦をいかんなく発揮して力と力がぶつかり合う――、素晴らしいです。それでいて試合の結果は誰も分からないのです。最後までやってみないとわからない、だから含めてドラマがあるのです。物書きしている人間がこんなこと言っちゃあいけないんでしょうけど筋書きがないから言葉では表現しきらない大どんでん返しやドラマがあるのかな、と思うのです。

 見出しの通り、今回は関西の話ですよ、ここから予想通りの展開がきますよ――。

   * * *

 平成26年10月、関西には秋の珍事が起こりました。そうです、関西といえば阪神タイガース、です。シーズン何とか第二位。しかもシーズン最終戦でライバル広島カープが負けたことにより二位死守となったのです。それが良い流れとなったのでしょうかプレーオフ1回戦が本拠地甲子園で行われその勢いで一敗もすることなくリーグ二位ながら首位のジャイアンツを破り日本シリーズ進出を決めたわけです。
 
 だれがこんなことを想像したでしょうか?

 関西の人間は特に阪神タイガースの話になったらうるさいんです。勝てば大騒ぎ、負ければケチョンケチョン(←死語)。つい先日まで巷の声では和田監督だって
「ありゃぁ、アカン」
「来年は岡田やで」
「いやいや、金本やで」
といった話が電車の中や商店街の中で結構大声で話されていたのですがところがどっこい日本シリーズ進出決めたそのときから、

   「名将 和田」

なんて見出しの新聞が飛び交っているんです。感情だけで動いとんのかい!とツッコミいれたくなりますがそれは愛情の裏返し?とにかく関西は熱いのです。日本シリーズ進出決めただけで道頓堀に飛び込む人の気持ちは到底分かりかねないところなのですが、それがどれだけ良いニュースだったのかは関西人であるワタクシはよく分かっているつもりです。阪神なかったら抜け殻みたいになってしまううちの父親も感動のあまり泣きながら息子に電話してきたくらいですから……。よかったな、生きてるうちに阪神の日本シリーズ見られて。

 ここで思うのですが、やっぱりリーグ優勝をして進出する方が望ましいという意見は根強くあるようです。やっぱりそうですよね、予選1位通過したのに決勝出られへんなんて……、と思います。だけどもだけど、ですよ。アメリカのメジャーリーグだってワイルドカードあるし、サッカーのワールドカップだって予選は二位までが決勝戦進出します。要は「終わりよければすべてよし」ということで残ったチームは悔い残らないようにドラマとミラクルを作って欲しいなと思う次第であります。ああ、土曜日が楽しみ。甲子園は大騒ぎなんだろうな……。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔