ihatov88の徒然日記
41 Halloween Party 11.2
先日ハロウィンパーティが日本のあちこちでありました。賑やかですね。ワタクシが子どもの頃なんかそんな風習なかったですもの。自宅の周辺でも子どもたちがいろんな仮装行列をして近所の家を回ってました。といっても友だちが友だちの家に行くということで、互いの親は申し合わせでお菓子を用意していたのですが。うちもお菓子を一杯買い込みました、まんまと商売人の術中にはまってます……。
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長期ではありませんが、アメリカに滞在していたことがあります。そういえばあちらでもハロウィンはありました。簡単にいいますと日本の新嘗(にいなめ)祭みたいなもので、日本の秋祭りに近いものがあると現地の資料で読んだことがあります。ちなみに、アメリカにあるかぼちゃはオレンジ色が普通(探したら緑もあるそうですが)でしたし、スイカには縞がありません。
あちらでも子どもたちが仮装行列をして家を訪ねまわるのは同じです。日本では大人も子どもも街中を仮装して練り歩いていましたが、現地ではそれは無かったと記憶しています。仮装は子供のイベントのようです。ですから、最近日本に定着しつつあるハロウィンも日本風にアレンジされたみたいです。そういえばバレンタインデーも日本では女性が男性にチョコを渡していますが、アメリカでは逆でしたし。
お祭りが好きな人たちが騒ぐ理由を作って楽しむという意味では賑やかでいいかと思いますが、それを望まない人もいらっしゃるので、仲間内の範囲であまり度を越さずに楽しんでくれたらいいんじゃないかな、と個人的には思う次第です。
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まあ、ハロウィンもクリスマスもついでに言えばイースターも宗教がらみのイベントでありますが、日本ではかなり認知されてますし、それにあわせた商売も多いようです。
「異教のイベントでそんなに盛り上がるのはどうよ」
と言う言葉は巷でよく聞きます。クリスマスに一生を賭ける恋人たちはかなりいますし、もっと言えば教会で結婚式を挙げる方も多いですよね。キリスト教徒でもないのに。
そこで、当の教会ならびにキリスト教の関係者はこんなに盛り上がる日本の現状を見てどう思っているのか、そこで勉強したことがあります。ワタクシ自身がミッション系の大学でしたので、キリスト教は必修科目で単位取らないと卒業できませんでしたから……。
その時の講師(牧師)曰く、たった一言。
「けっこうなことではないですか」
というのも、別に宗教が違う人が異教のイベントで盛り上がったところで、神はそれに目くじらを立てるような存在ではないということなんです。神というのはもっともっと大きな存在であって、異教徒が教会で結婚式を挙げようがハロウィンで騒ごうが構わないのです、もちろんルールの範囲内ですけどね。
「と言うわけで、祭りは祭りなんだから盛り上がっていいのです。神は偉大です、信じてます(学生の間だけでも)」と書いてちゃんと単位もらいました――。
作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔