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ihatov88の徒然日記

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155誕生日



 前回、八月朔日は勝手に八馬の誕生日としてしまいましたが、そういえば本日はウチのムスメの誕生日なんですね。

 これが何を意味するといいますと、我が家が二人から三人になった日でありまして、もっと言ったら自他ともに認めるちゃらんぽらんのワタクシが父親になった日でもあるということです。ある意味、親たちの誕生日でもあります。

 そんなムスメもいつの間にやら17歳。来年なったら選挙権まで持つようになるんですよ。ということはワタクシのおとーちゃん歴も17年ということになります。ワタクシの半生の半分弱の長さになりますが、実感はあるのかと言えばはっきり言ったらありません。
 今も昔もワタクシ自身ちゃらんぽらんなのは変わってないし、変わったといえばいつまでも変わらない親のボケに対するムスメのツッコミが的確、かつ切れ味が増していること。コドモはいつの間にやらオトナの一歩手前まで来ているのですよ。
 
 こちらのボケには的確なツッコミ、中身によってはノリツッコミ、ボケ返し、たまに素無視……変幻自在になってるのです。
 この辺関西の子やなぁ、と感心している場合ではないんです。オトナの一歩手前ということは、考え方やアタマの中身がワタクシ(=オトナ)に近づいているのです。これが何を意味しているのかといいますと、これまでのテキトーにあしらってきた子供だましが通用しなくなっているのですよ。

 生まれた時はかわいいかわいいと言って、それを見ているだけで大した手を講じずにダラダラと17年を貪っていたワタクシと違ってムスメはそれなりに頑張って知恵を付けてきた結果、アタマのレベルが今やワタクシを追い越しているかも?という場面が見受けられるようになってきているのです。

 ウサギとカメのウサギの気持ちが分かるような気がしました。もうちょっとふざけないで勉強しときゃよかった。このままじゃ抜かれてしまいます。でも、親としてみれば最終的には追い越して欲しいんですが。もうちょっと悪あがきをしたいのがこれこそ親の悪あがき。
 なので、オトナもいくつになっても努力はせんとアカンということです。何故かって?それは、ワタクシが必笑のボケを放ってもムスメに、
「ハイハイ」
と言って軽くあしらわれたら寂しいやないですか……。

 そんなわけで今日はワタクシの母校の大学でオープンキャンパスやってまして、それに行きます。ムスメのためかって?いえいえ、そろそろ追い抜かれる親の威厳を保つためですよ、なんてね。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔