SPLICE 設定
個々の神官と個々の守護者には相性があり、相性が良くなければ『契約』も行えない。
聖気は個々の性行とは関係のなく、賢者から一般人、場合によっては犯罪者がなったこともある。
この相性がよい聖気持者を得る事が出来るかどうかは運で、体性決儀までに決めなければ生涯契約を結ぶ事は出来ない。
契約の年齢に下限は無い。
聖気を受け入れる扉が有るとすれば同じ扉から邪気も入ってくる。邪気は神官の体を蝕むがこの邪気を完全に取り除く事が出来るのは契約した(するほど相性のよい)『聖気持守護者』のみであり、邪気が入らないようにするためにも扉を閉じる寸前まで閉めなければならない。
故に、聖気持守護者が居る神官の方が長寿。
神官魔法を使用する際の力の源も聖気にあるために聖気持守護者の能力(聖気の量やコントロール)次第で神官の能力もある程度決まってきてしまう。
神官個人に能力があろうとも、聖気持守護者が居なければ制約されてしまう。
『聖気持守護者』には様々な付加能力があり、何らかの特化した能力を持っている。
特化した能力は、神官を守るために使用される。
シュッダーではこの聖気を持つ者を幼い頃に集めて養育する機関がある。
エ・ラティーンはそこで育てられスクーナとであった。
イ・ヨールも同。
守護者の場合名前の頭文字が『ア・イ・ウ・エ(・オ)』となることが多い。
守護者として見出される前に頭文字が付いている場合は別段変更もしない。
聖気を持つ者はいても、守護者として見出される人数は少なかったり、後者のようにすでに頭字が付いている場合などもあるので頭文字の種類は多くない。
●大地の神●
天空の神と大海の女神の間に生まれた神で多くの信仰を集めた時期もあったが、2柱の神が断裂した際に廃れた。
その後は大陸でも一部地域で明確な存在として出なく細々と信仰される。
2柱の神の関係が修復された後存在も再び公となり少しずつ信仰者を増やしている。
信仰を続けていた一族を神官というが、二柱の神の神官と違い普通の人間。
ただし、不思議な能力を何かしら持っている事が多い。
●人種大別●
一般的に『人間』と呼ばれる人種。
『神官』と呼ばれる二種類の人種。
『獣人』と呼ばれる複数種類の人種。
互いに子供を作る事は可能。
『人間』も複数種類おり中には特殊な能力を持つ者も存在する。
その能力も千差万別のため詳細に区分けする事が困難なほど。
聖気持者も『人間』の持てる特殊な能力のうちの一つといって良い。
また、能力的にも人間、神官、獣人のものをあわせて持つ者も存在する。
適性さえあれば『人間』も各種魔法が修行や勉学次第により使用可能。
全種族、下記他大陸・地域の人間とも子供を作れる。
●名前:頭文字●
『天空と大海の大陸』(一部除く)の名前の形式。
個人名称の前に一音つく。
血筋ではなく、能力や職業、立場、環境、等により後からつけられる。
神官は『タ・チ・ツ・テ・ト』、守護者は『ア・イ・ウ・エ・オ』、従獣族(人魚・翼人)は『イ・ウ・エ・オ』、魔法使いやそれに類する者はは『ラ』等。
また、『ワ』は従獣族(翼人、人魚)以外の獣族の頭文字だが、頭文字を含む名前の更に上に付く形になっている。
→例)ワ・マ・セナリィ
他例えば『ラ』も同じ使われ方をすることがある。
●『天空と大海の大陸』以外●
天空と大海の大陸も同様だが別称もあり。
略。他の地域の人が主観的に呼んでいるもの。
天空と大海の大陸西方(東方)に『混沌たる大陸』がある。
天空と大海の大陸南方に『八百万の神々の大陸』がある。
『混沌たる大陸』南方『八百万の神々の大陸』西方に『神々の島 諸島』がある。
それらの四地域の真ん中に島国『オーケアニテス』(諸島)が存在する。
だいたいそんな感じ。
SPLICEの話中でも『天空と大海の大陸』を飛び出す話がありますが大した事無い。
-----登場人物-----
●ト・スプライス●
一応主人公。
『天空と大海の大陸』大海の女神シュッダー教の神官。
神官の『文様』は額。
瞳の色は緑。
『儀式』を受けていないので両性具有のままだが、背が高く細い割りに筋肉が付いていて、胸がない(筋肉は付いている)ために男性だと思われる。
面立ちもどちらかというと男性的らしい。
クォーターマーマン(マーメイド?)。そちらの血が濃いらしく変態(変身)できる。
『障壁』を破壊した伝説の神官ト・スクーナの曾孫。
元来血縁の価値は薄いシュッダー教だが、スクーナの血族に対してだけは特別。
現在はその出戻り神官こと『使神官』ト・スクーナに仕え、間接的に神の力というもので不老不死(長寿?)を得ている。
不死なのか長寿なのか本人にもスクーナにも不明。試してみて死んでしまうのは嫌なので試したこともない。
不老長寿の体はある人(恋人?)の為に手に入れたもの。
元々生まれ育ったのは大陸西端にある第四位神殿。しかし幼い頃に『混沌たる大陸』へ誘拐されている。
10年以上経過し脱走に成功。
自分の身元も分からなかったが、とりあえず気が向いたというような理由で『天空と大海の大陸』まで戻った。
そこで運命の人(前述)と出会う。
邪気に対して耐性が強い。
●タ・ブレース●
スプライスの幼馴染?親友?
『天空と大海の大陸』天空の神アジャレイ教の神官。
神官の『紋様』は額。
瞳の色は青。
『儀式』をうけ女性体なのだが、儀式を受けたのが遅かったのか背が高く細い、胸さえも無いに等しい体型は男性だと間違われる。
面立ちはやはり中(無)性的なまま。
その昔は男だといわれると憤慨したものだが、時間が経ちソレさえも受け入れたようだ。
世界でただ一人の『完全な神官』。
神官と『守護者』の能力を併せ持っている。
(自身の聖気持守護者でも有るため、神官としての文様以外に守護者としての文様も持っている)
『守護者』としての特化能力は魔法使いらしい。
『障壁』を破壊した伝説の神官タ・ルワールの曾孫。
こちらも、血縁の価値の薄い神官という種族にあって特殊な価値を持つ血族として尊ばれている。
スプライス同様不老不死(長寿?)を得ている。
スプライスと違うのは、スプライスや他の人々と一緒に居たら『そういうことになっていた』というところ。
●ト・スクーナ●
シュッダー教神官。
現在は両性具有体だが、以前は『性体決儀』により男性だった。
額に紋様。ト・スプライスの曽祖父にあたり、顔立ちはそっくり。瞳の色は緑。
好奇心が旺盛で行動力がある…がゆえに、当時秘されていた真実の歴史(神の夫婦喧嘩)を知ることになる。
それにより創造神シュッダーとアジャレイの夫婦喧嘩を仲裁することにまでなる。
夫婦喧嘩が終わったことにより、その肉体を目に見えない形で包んでいたシュッダー教とアジャレイ教の神官の間に発生していた障壁が消えた。このことにより『障壁を破壊した』神官とも言われる。
故に一度は生を終えたのだが魂は神の庇護下にあり、後に『神に直接使わされた神官』(使神官)として世界に送り込まれる。
不老…不死か長寿。本人も分からない。
特殊な能力はいくつか持つが、邪気に対する耐性などは普通の神官と変わらない。