小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
瀬間野信平
瀬間野信平
novelistID. 45975
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

火付け役は誰だ!2

INDEX|8ページ/16ページ|

次のページ前のページ
 

△四番、屋上にも上がある▼



「…どういう意味。」
「うんそのままだよー?瑞の神様のトップは水の神様なのかなって。」
「…名前からもそうしかない。」
「じゃあ水の神様、名前は?」
「…無論」

と言いかけて気づく。
『水の神様』はギリシャ神話には存在しない。

「海?河?どちらにせよ水全体を操るなんて質の神様はギリシャにも神話全体でも珍しいよね。」
「…日本でも確かに海の神様はいても水の神様は存在してない。」
「スサノオさんは荒れる海だしワタツミさんは海の竜宮の管轄だし水全体なんてあんまりいないんだよねーそれで気になったんだけど。」
「…神様…私大分したっぱだったから。」
「エッエッ妖精なのに遣える神様知らないってなんな」
「…それに追い詰められる妖精って一体。」
「うん、一発かましても良いけどその後に待ってるのがホームレスになろうだから止めようこの争い。」
「…このホームあの子のだから厳密には居候じゃなくなるだけだけど。」
「なら良いか!!」
「…理論すら見えなかった今の結論。」

結局矛を納める単細胞妖精二人。
瑞の神様と言ってもこのバトルロワイヤルに参戦しているのが、ヨーロッパは愚か世界各地の神々に使える妖精達であるために実のところ特定などできない。
また瑞の言った通り神々の力が強ければ妖精、分かりやすく言えば使用人を百人単位で雇うことなど造作もない、瑞が自らの主人を知らなくとも不思議ではないのだ。

「…それより自分の心配をしたら、勝ったのはそっちなんだから。」
「瑞瑞!!これどうやったら付くの??」
「…いつの間に後ろに…そうじゃなくて触るな非接触…私の話をッ」

何をとは言わないがわしづかむ穂子、先ほど矛を納めたと言ったが矛どころか素手で相手を攻撃しにかかったのか、それともただのセクハラか。

「豆乳何リットル飲めばこんなになるんじゃわりゃァーッ!!今ならポイント二倍でついてくるみたいな系列で成長しやがったのがおぬれェ!!ハンバーグこねくりまわす要領で内容物圧縮してくれる!!」
「…だから私はお腹壊すからピルクル派だとそれ以前にその行為を止め…」
「良いんじゃー!!減るもんじゃあるまいしというかむしろ減れ!!聖アガタ見習え!!もげろ!!さもなくばもぎもぎフルーツだ!!」
「…どちらにせよもいでる…それにあの人の乳房今6つ本物って主張されているような…」
「でかいのが6つって牛かあああああ!!!!」

穂子怒りのジャーマンスープレックス、あまりの衝撃に床にめり込む瑞だが明らかに後半はやぶ蛇だったような気もする。

触れぬ貧乳に祟りあり、貧富の格差は争いを生産するのだ。




≡≡火付け役は誰だ!≡≡

作品名:火付け役は誰だ!2 作家名:瀬間野信平