Bhikkhugatika
小さい頃から
小さい頃から山や森が好きだった。それなのに間違ってたくさん人がいるところに来てしまって、つらい思いもした。自分を見失うこともあった。
でもいまは大丈夫。ようやく真理を見つけることができた。何をしたらいいかはわかってる。
君のために空けてある助手席、いま俺はそこに本を積んである。
夢で見た清らかな真実。空想していた優美な勇気。君が手に入れたその宝石を、俺は君に内緒で盗み見て、恋い焦がれている。本物を見たのは初めてなんだ。
だから本を開いたとしても、何も頭に入ってこない。どうにもならないので、歌を作ることにした。
一緒に空を見よう、そして言おう、俺たちはここにいる、と
俺たちにしかできないことだからだ
一緒に星を見よう、そして言おう、俺たちはここにいる、と
俺たちだけができることだからだ
会うこともできないのに、そんな歌を作っては、ひとり月を相手に歌っているんだ。
小さい頃から山や森が好きだった。それなのに間違ってたくさん人がいるところに来てしまって、つらい思いもした。自分を見失うこともあった。
でもいまは大丈夫。ようやく真理を見つけることができた。何をしたらいいかはわかってる。
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu