Bhikkhugatika
生命
俺は、その女に欲情して、たちどころにそれをそそり立たせた。この激流。矜持も、品格も、無垢も、持ちこたえることなどかなわぬ。すべては流されて、この俺は、天へとそびえ立つ生命の足下へと投げ出される。彼は、一語だに発することがなく、一語だに解することがない。彼は、突き進む衝動でしかない。行く手は、天の果て、滅びの雲のその先、不滅の頂き。
強烈さ。苛烈さ。結びつける力。その究極が彼だ。この純化された力は、これが存在するうちは突き進み、立ち止まるのは、ただこれ自体が滅したときだけだ。
俺は、彼に突き上げられて、女を組み敷き、貫き、彼の体液を送り込む。
そのとき彼は、突き進む力を緩める。力を放出したので、弱まったのだ。俺は、矜持を、品格を、無垢を、取り戻しにかかる。
ようやく俺は、女に諸々の美徳を説くのだが、彼の名づけることを寄せつけぬ力については、依然として謎のままだ。
作品名:Bhikkhugatika 作家名:RamaneyyaAsu