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勇者の憂鬱 勇者の裁判

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「なに?まさか勇者の仲間が攻め込んでたりしてな」
隠れてる勇者を見ながら目で笑う。本人は冗談のつもりだが、手下は「その通りです」と続けた。
途端、大魔王の部屋の一部が爆破される。大魔王は何回か瓦礫に当たり、血を流したが勇者は魔法で瓦礫をはねのけていた。
大魔王は勇者に「そのまま吾輩も囲ってくれればいいのに」と言おうとしたが勇者の顔が青ざめたのでやめた。理由は単純。
そこに男剣士がいたから。男剣士はハトに豆鉄砲食らった顔で勇者に近づき、勇者は固まったまま。
「勇・・・者?勇者だよな?」
勇者は我に返ったように顔を青くし、そのまま後ろを向いた。
「さ、さぁ誰のことカナ?我は大魔王様の側近の勇者もどきだ」
低い声で言ったが、男剣士はもう勇者だってことがわかったらしく。勇者を自分の方向へ向けて、おもっきり殴り飛ばした。
「てめぇ!!勇者!!なんかあの時の発言おかしいと思ったら大魔王とグルか!!ふざけんな!!てめぇは今までで一番しちゃいけないことをしたようだな!!」
と男剣士はキレた後、指をパチンと鳴らす。と、後ろから黒いスーツを着たマッチョな男が2人やってきた。
「お前は留置場にでもぶち込まれてろ!裏切りモン」
と耳元で言い放つと男2人が勇者の腕をがっちりつかみ、勇者の足を引きずってるのを気にともめず、大魔王の部屋から連れ出す。

作品名:勇者の憂鬱 勇者の裁判 作家名:DG4