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漢字一文字の旅  第三巻

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十の三  【呪】



【呪】、「口」に「兄」の組み合わせで、読みは(ジュ、のろう)。
この右部の「兄」は祝詞を入れた器を頭にのせて神を祭る人の形だとか。
ただ同じような漢字の「祝」とは異なり、【呪】は人に災いをもたらすことを祈ることで、まじないとなる。

そんな【呪】に「文」が付いて「呪文」。
ディズニー映画のシンデレラ (Cinderella)、魔法使いがシンデレラに魔法をかけた。

ソラカドゥーラ・メチカブーラ・ビビディ・バビディ・ブー、と。
(Solakadoola menchicka boola Bibbidi-bobbidi-boo)

するとみすぼらしいシンデレラはお姫さまになり、カボチャとナスは馬車になった。

なんと素晴らしい呪文だろうか。
初めてこの映画を観た時の感動は大人になった今でも心の奥底に残ってる。

されども最近は、やっぱりハリポッター。
呪文の山だ。
その中で、有名なのが、守護神来たれ! の「エクスペクト・パトローナム」。
その上に、「アバダ・ケダブラ」、つまり息絶えよ!
……と唱えれば、世の中凄いことになる。

ちょっと恐ろしいので、ビビディ・バビディ・ブーくらいで充分かも知れないなあ。

ということで、【呪】という漢字より「祝」の方が好まれてるようだ。