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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight 改稿版(後編)

INDEX|87ページ/104ページ|

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 ネオからライブ前に、「学校に来なくなった親友を、わたしのクラスメイトの竹下(たけした)さんを呼んだから、来たらソッコーで連れてきてください。お願いします!」って頼まれたときの、彼女の強い目を思い出す。「やるべきことはやっていますから!」と言われているみたいだったから、頼みはしたが。
 茜は腕時計を見つめる。時刻は、タイムシフトが終わる時間に差し掛かっていた。
「うーん。残念だけど、もう時間だわ。次のプログラムもあることだし、サインを送らないと……」
 moment'sに報告するために、ブレザーを着て腰を上げたそのとき、
「あっ!」
 隼人が急に立ち上がって指を差す。
「車が来たよ!」
 車は茜たちの目の前に止まる。
 そして、中から出てくるのは、小柄で、ふわふわとした長い髪、おしとやかでお嬢様のような雰囲気をもつ女子学生。
「まさか……」
 茜は上履きのまま、彼女の下へと走っていった。