小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

moonlight 改稿版(後編)

INDEX|58ページ/104ページ|

次のページ前のページ
 

 そう思うと、体中に満たされていた『不安』という二文字が消えた。
「みんな、ありがとう」
 ネオはメンバーに感謝の言葉を告げる。
「何をいまさら。やってやろうぜ!」
 みちるはネオに向かって拳を突きだす。
「うん!」
 ネオもそれを突きだし、彼女の拳に軽くぶつけた。
「よーし、最後はアレをやるよ! ネオ、いいよね」
「もっちろんよ! 明日に向けて気合いをいれちゃおう!」
「ま、マジっスか!?」
 みちるの提案に、健斗は思わず上体を軽く反らす。
「何? あたしが考えた本番前のゲン担ぎが嫌だっての?」
「い、いえ、こんなところでやるのが、なんだか恥ずかしくて……」
「へえー、健斗、いつも偉そうなことを言っているのに、意外とシャイなんだー」
 ネオが茶化す。
「そ、そんなわけないじゃないっスか! みっちぃ先輩、とっととやりましょう!」
「はいはい。あたしたち以外、誰もいやしないよ。……はい、健斗!」