小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

moonlight 改稿版(後編)

INDEX|56ページ/104ページ|

次のページ前のページ
 

「明日、来る、かな……?」
 心配そうな表情でネオはメンバーに訊ねる。これが、彼女の心に届くのだろうか? 不安でたまらない。
 そんなネオを気遣(きづか)うように、みちるはポン、とネオの右肩に手を置く。
「大丈夫。あの子は絶対に来るよ、必ず!」
 みちるはコクリ、と強く頷く。
「あんたは不器用で、まっすぐで、友達想いだってことをあたしは知っている。そんなネオだから、ここまで活動ができたと思っている。あんたのその諦めの悪さは、大げさかもしれないけど、みんなを『前』へと向かう力をくれた。今回も、きっとそうに決まってる! 信じよう、あの子を! そして届けよう、あんたの想いを!」
「そうっスよ! ネオ先輩を信じてオレたち――オレは、無謀(むぼう)とも言えるスケジュールを乗り越えてきたんですから、自分を信じてやってくださいよ。じゃないと、信じた意味がないっスよ。なあ、巧?」
「……あ、ああ」
 巧は健斗の意見に賛同し、ネオを見ながら、
「ネオさん……だ、大丈夫ですよ。ネオさんみたいな方を裏切ることは絶対にない、はずです。俺だって、ネオさんのおかげで、前を向いていられる、から……」