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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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moonlight 改稿版(後編)

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「何?」
 ネオは自分の方がよほど格上だと、顔を少し上に向け、
「自分を偽ってる? バカ言わせないでよ。わたしは本心で接していたわよ! いつもアンタのことを大切に想っていたわ。 アンタもアンタよ! 何で言ってくれないのよ!? いつだって力になってあげたのに! わたしたちは親友でしょ!? なのに、アンタはわたしとの関係を壊そうとしてるんだよ! その意味がが分かっているの!? バッカじゃないの! 親友として何度も言うわ。こんなのアンタじゃない! こんなの絶対に間違っているって! わたしの家族も絶対にそう言うわ! わたしのことを偽善者(ぎぜんしゃ)って言うのなら、あんたなんか、偽悪者(ぎあくしゃ)よ! アンタの悪人面(あくにんづら)は、これ以上見たくない! だから、いつもの――」
「うるさいっ!!」
「!」
 ネオの訴えを『うるさい』の一言で消去された。
 親友は、顔を俯き、身体を震わせながら、
「それが独りよがりなんだよ!! アタシのことを親友と言うくせに、何も気遣ってくれないじゃないか! どこが『大切に』だよ! 目障りなんだよ!」
「違う!」